Sdgsと気候変動問題
Sdgsでは気候変動問題に触れていますが、以下では詳しくみます。
Sdgsは持続可能な開発目標
Sdgsは「Sustainable Development Goals」の略で、日本語に翻訳すれば持続可能な開発目標です。SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたので、日本を含む国連加盟国は達成に向けて努力しなくてはいけません。
SDGsの目標内容には環境に関するものがあります。
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
いずれの目標も地球環境を守るためには大切なので、真剣な努力が望まれます。
気候変動問題の核心は二酸化炭素
気候変動問題は世界中の自然環境に影響を与えるので、昔から熱心に議論されていました。議論の核心は二酸化炭素の削減ですが、二酸化炭素と気候変動問題には密接な関係があります。
二酸化炭素と地球温暖化の詳細
二酸化炭素と地球温暖化の詳細をみます。
二酸化炭素とは何か?
二酸化炭素は色も匂いもない気体なので肉眼や嗅覚で確かめることはできませんが、空気中には確実に存在しています。化学式の世界ではCO2と呼ばれています。二酸化炭素は人間や動物の呼吸、有機物の燃焼などで空気中に排出されます。
二酸化炭素が出ると地球が温暖化する理由
二酸化炭素はドライアイスや消火器などに活用されているので、一概に悪い気体と決めつけることはできませんが、地球温暖化という観点からみると問題はあります。二酸化炭素が排出されると、地球が温暖化するメカニズムを詳しく解説します。
地球の表面は太陽のエネルギーで温められていますが、温められた一部の熱は二酸化炭素に吸収され地球に残ります。二酸化炭素の量が少なければさほど問題はありませんが、二酸化炭素が増えすぎると地球は過度に熱を帯びます。
これが地球温暖化の原因ですが、二酸化炭素は一般の家庭でも発生します。ガスを使ったり、自動車のガソリンを使うだけでも二酸化炭素は発生します。また電化製品には電気が必要ですが、電気を作るためには多くの燃料を燃やす必要があります。そこでも二酸化炭素は発生します。
地球温暖化が進むと、さまざまな弊害が発生します。
- 海面上昇による健康障害
- 内水氾濫による人々の健康障害
- 熱波による死亡や疾病
- 気温上昇や干ばつによる食料不足
- 水資源不足と農業生産減少
二酸化炭素が出やすい製品
基本的に電気やガソリンを使う製品は、二酸化炭素排出の原因または遠因になります。消費電力が大きい製品は、二酸化炭素を多く排出します。特に多いのが電気冷蔵庫、続いて照明器具です。最近は家庭からの二酸化炭素排出が目立っていますが、自動車が排出する二酸化炭素も無視できません。
このような事情があるので、最近は省エネ製品や省エネ自動車が登場するようになりました。電気やガソリンの消費量が少なくなれば、二酸化炭素の排出量は確実に減ります。
脱炭素社会に向けた取り組み
脱酸素社会に向けた取り組みをみます。
脱炭素社会を実現するには水素技術と設備が必要
日本も脱炭素社会の実現に向けて努力をしていますが、脱酸素社会を実現するには水素技術と設備が必要です。水素技術は聞き慣れない言葉ですが、水素エネルギーを具現化する技術です。
液化水素運搬船と水素化プラントにも水素技術は使われています。水素エネルギーを使えば二酸化炭素は削減できるので、水素エネルギーを使った設備と製造物は今後も増えると予想されます。
低炭素水素技術実証事業に携わったメーカー
低炭素水素技術実証事業は国が主導していますが、実際に携わっているのはメーカーです。低炭素水素技術実証事業に携わったメーカーと内容をみます。
トヨタ自動車株式会社は風力発電で製造した水素エネルギーを、地域の倉庫、工場、市場内の燃料電池フォークリフトで活用できるようにしました。
昭和電工株式会社は使用済プラスチックから得られる水素エネルギーを、商業施設や定置用燃料電池に活用する開発をしています。
東芝エネルギーシステムズ株式会社は、小水力発電で製造した水素エネルギーを、地域内の酪農施設、温水プールの定置用燃料電池、燃料電池自動車などに活用できるようにしました。
脱炭素社会に完全移行したら将来の仕事や生活はどうなる?
脱炭素社会に完全移行したら、将来の仕事や生活はどうなるのかを予想します。
エコな交通手段が主流になる
脱炭素社会に完全移行したら、エコな交通手段が主流になると思います。既に自動車メーカーはエコカーを販売していますが、自動車メーカーだけではなく電鉄会社やフェリー会社も、エコな電車とフェリーを使うようになるでしょう。
人々の通勤手段も変わると思います。今でも自転車通勤をしている人はいますが、脱炭素社会に完全移行したら、政府が自転車通勤を奨励するようになると思います。
またドローンや空飛ぶ車、EVキックボードも増えると思います。いずれも二酸化炭素の排出量が少ないので、脱炭素社会に完全移行したら活躍するでしょう。
ゴミの分別が今以上に細かくなる
日本では今でもゴミの分別をしていますが、脱炭素社会に完全移行したら、分別が今以上に細かくなると思います。分別を細かくすることで、ゴミの焼却が効率的になるからです。
ゴミの分別が細かくなると材質を見分けるのが難しくなりますが、バーコードを入力するだけで材質を表示するサイトを作成すれば、分別に迷う人は少なくなるでしょう。
ゴミの分別が細かくなると収集日を7日で分けるのが難しくなりますが、各自治体がゴミの引き取りサービスを民間業者に委託し、民間業者に引き取ってもらうようにしたら良いと思います。
リサイクル商品の範囲が広がる
今でもリサイクル商品は市場に出回っていますが、脱炭素社会に完全移行したら、リサイクル商品の範囲が広がると思います。特に生活に関連する商品は、リサイクルされる可能性が高いと思います。
最近はネットショップを中心にパソコンのリサイクル品が目立つようになりましたが、脱炭素社会に完全移行したら、家電量販店でもリサイクルパソコンが目立つようになるでしょう。
会社で使う事務機器、事務用品の一部は既にリサイクルされていますが、脱炭素社会に完全移行したら、対象範囲が広がると思います。
地球環境に優しい家電・乗り物・ドローン
地球環境に優しい家電、乗り物、ドローンを紹介します。
【国内正規品】DJI Mavic Air 2 ドローン カメラ付き
「Mavic Air 2」はコンパクトなボディーに、最先端の機能を多く搭載した空撮用ドローンです。カメラ付きのドローンですが、カメラの画素数は4800万画素と驚異的です。4K/60fps動画、8Kハイパーラプス仕様のカメラで撮影した映像は、ハリウッド映画を彷彿とさせます。
アプリをタップするだけで自動的に撮影を開始するので、撮影スタッフは楽です。編集画面のインターフェースはわかりやすく、勘のいい人であれば直感で編集できると思います。
最大飛行時間は34分ですが、範囲が狭ければ十分です。映像のファイル形式はMPEGですが、多くの動画ソフトはMPEGをサポートしています。動画編集ソフトで加工すれば、訴求力のある映像になるでしょう。
障害物回避機能を搭載しているので、初心者でも比較的簡単に操作できると思います。CMOSイメージセンサーを搭載していますが、CMOSイメージセンサーは低消費電力なので、二酸化炭素削減に寄与しています。
BYD K9
BYD K9は電気バスで、中国のメーカーが開発しています。メーカーのホームページによると走行時の排ガス量はゼロなので、二酸化炭素削減に大きく寄与しています。行時の排ガスがゼロとなるため、社会的責任であるCO2排出量削減に大きく貢献走行時の排ガスがゼロとなるため、社会的責任であるCO2排出量削減に大きく貢献
1回の満充電で最大250km走行できます。250kmの距離はイメージしにくいですが、大阪から静岡までの距離は約265kmです。250kmも走行できたら、長距離観光バスとしても使えます。
日産のリーフは満充電で約400キロ走行できますが、BYD K9は大型バスなので大きさが全く違います。大きなバスほど電気を消費しやすいですが、BYD K9は驚異的な省エネを実現しています。
世界のバスが電気バスに完全移行したら、世界の二酸化炭素はかなり削減できると思います。充電設備を増やせば、電気バスは加速度的に増えるでしょう。BYD社は大型バスだけではなく、小型・中型バスも開発しています。
SkyDrive
SkyDriveは会社の名前ですが、空飛ぶ車を開発しています。2023年度には実用化を目指しているので、ホームページではパイロットを募集しています。空飛ぶ車は飛行中に温室効果ガスを排出しないので、地球環境に優しい乗り物として認知されています。
空飛ぶ飛行機を開発しているのはSkyDrive社だけではありませんが、いずれの開発メーカーも環境を意識しています。空飛ぶ飛行機は渋滞に巻き込まれる可能性が極めて低いので、無駄に電気を使いません。
現時点では実用化はまだですが、テストフライトは成功しています。SkyDrive社が開発している空飛ぶ車の仕様をみます。
- サイズは全長4m、全幅3.5m、全高1,5m
- 最大搭乗人数は2名
- 燃料はバッテリー(電動)
- プロペラは機体の4隅に8つ配置
- 最大離陸重量は500kg
- 飛行速度は100km/h
- 航続時間は20~30分
- 高度は最大500m
最大搭乗人数が2名なので公共の乗り物としては利用しにくいですが、物の運搬には使えると思います。
MIRAI
トヨタのMIRAIは水素自動車で、地球環境に優しいです。表面から見たデザインは一般車と同じですが、中身はどうなっているのでしょうか。MIRAIは一回あたり3分程度の重鎮時間で、750kmから850km走行できます。
3分程度の重鎮時間で750km以上走行できるのは驚異的ですが、他のメーカーも水素自動車の開発に成功したら、日本の車は水素自動車が主流になると思います。前後の重量のバランスは抜群ですが、バランスの取れた構造は燃費効率が良いです。
MIRAIは吸入した空気をきれいにして排出する空気清浄システムを搭載しているので、大気を汚しません。「ゼロエミッション」*2の次元を超え「マイナスエミッション」を実現しました。
「SUNPIE」電動キックボード
都心部では電動キックボードで通勤している人をよく見かけますが、電動キックボードも地球環境に優しい乗り物です。電動キックボード専用の道路があれば、加速度的に利用者は増えると思います。
商品の詳細をみます。最高時速は30kmです。ママチャリの平均速度は約15kmといわれています。スポーツタイプの自転車の平均速度はSUNPIEの最高速度よりも速いと思いますが、SUNPIEは電動で動くので楽です。
大容量8000mAhリチウムバッテリーを内蔵していますが、一回のフル充電で15~20km程度走行できます。バッテリー残量、走行距離、累計走行距離、走行時間を確認できる液晶ディスプレイは、充電のタイミングを知らせてくれます。
電子ブレーキとフットブレーキは優秀で、一瞬で停止できます。サスペンションが前後に入っているので、乗り心地は良いと思います。
ダイキンうるさら7
ダイキンのうるさら7は、地球温暖化係数約1/3の新冷媒R32を採用しています。ルームエアコンでは世界初ですが、脱炭素社会に完全移行したら、主流のエアコンになるかもしれません。
うるさら7は換気をしながら冷房と除湿ができるので、エアコンをよく使う時期は助かると思います。うるさら7の換気方式は屋外の空気を部屋に取り込み、換気口などから自然に排出する仕様です。
自動的に加湿水を作り汚れを洗い流す仕様なので、エアコン内部を清潔に保つことができます。ダイキンのうるさらには、さまざまなシリーズがあります。
二酸化炭素の排出量を減らすには国民の努力も必要
二酸化炭素の削減は世界的なテーマですが、メーカーだけではなく、消費者の努力も必要だと思います。消費者ができる努力は省エネ家電を使い、省エネタイプの乗り物を利用することですが、省エネ家電と省エネタイプの乗り物は年々増えています。
省エネ家電、省エネタイプの乗り物と言っても、機能は大変充実しているので、使用時に困ることはありません。
機能が充実し二酸化炭素の排出量が少ない省エネ家電と省エネタイプの乗り物は、今後はスタンダードになると思います。
二酸化炭素による地球の温暖化は、政府とメーカーだけが努力しても解決できません。国民も一緒に努力し、住みよい日本、住みよい世界にしましょう。