時短に役立つツール・スマホアプリ・家電etc

ライフハックと時短

ライフハックと時短の関係をみます。

ライフハックの内容

LifeHack(ライフハック)は、米国のテクニカルライターであるダニー・オブライエン氏が考案した言葉です。この言葉は技術者を中心に広まりましたが、次第に実践する人も出てくるようになりました。

ライフハックは仕事や作業を簡単且つ効率よく行うテクニック群で、インターネットではさまざまなテクニックが公開されています。パソコンのショートカットも、ライフハックの一つと言えるでしょう。

現代人は時短が必要

現代人は時間に追われることが多くなりました。時間に追われるのはさまざまな理由がありますが、最大の理由は仕事量が増えたからでしょう。仕事量が増えたら労働時間が長くなり、必然的にプライベートな時間が少なくなります。

しかしライフハックを実践すれば効率的に作業ができるので、プライベートも充実させることができるでしょう。

時短に役立つツール

時短に役立つツールをみます。

google home

Google Homeは「スマートスピーカー」の一つですが、無線通信接続機能と音声アシスタント機能があります。Google Homeが時短に役立つのは、音声で操作ができるからです。通常天気予報をパソコンで調べようと思えばパソコンを立ち上げる必要がありますが、Google Homeであれば、「今日の天気は?」と呼びかけるだけです。

スマートフォンであれば電源ボタンを押すだけですが、手軽さという点ではGoogle Homeに分があります。スマートフォンにも音声検索機能はありますが、音声検索ボタンを押す必要があります。

Raspberry Pi

Raspberry Piは、ARMプロセッサを搭載したシングルボードコンピュータです。Raspberry Piは時短を目的としたツールではありませんが、工夫次第では時短の実現が可能です。電子工作の授業では基板以外の部品も必要になるので準備に時間がかかりますが、Raspberry Piは周辺部品も付いているので便利です。

Raspberry Piには最初から「Thonny」というPythonの統合開発環境が入っているため、すぐに開発がスタートできます。一般的にOSには開発環境がインストールされていないので、開発したい人は、マニュアルを読みながらインストールする必要があります。

技術は必要ですがRaspberry Piを使い、IoT機器を開発することも可能です。IoT機器も時短に役立ちます。

スマートデバイス

スマートデバイスの定義は人によって違うと思いますが、一般的には高度な情報処理機能がある電子機器を指しています。有名なスマートデバイスにはスマートフォンやタブレットがありますが、情報処理機能があるスマートスピーカーもスマートデバイスの一種です。

スマートデバイスにはさまざまな種類があるので、十把一絡げに時短機能を解説することはできませんが、情報を探すスピードが速いのは共通しています。情報を探すスピードが速ければ、時短に繋がるのはいうまでもありません。

スマートリモコン

スマートリモコンは家電のリモコンを1台に集約しますが、一台に集約できたら、各家電の操作は一台のリモコンでできます。従来であればテレビを操作するときはテレビのリモコン、エアコンを操作するときはエアコンのリモコンが必要でした。

スマートリモコンを使えば一台で操作ができるので、各々のリモコンを探す手間が省けます。またスマートリモコンは音声操作にも対応しているので、機械操作が苦手な人は確実に時短になると思います。

時短に役立つスマホアプリ

時短に役立つスマホアプリをみます。

Eight

Eightは名刺作成アプリです。ビジネスマンは名刺が必要ですが、最近はデジタル名刺が登場しています。オンライン商談でも名刺交換はしますが、オンライン商談ではデジタル名刺が便利です。

デジタル名刺はパソコンでも作成できますが、Eightを活用すれば秒速で作成できます。具体的にはスマートフォンのカメラで、紙の名刺を撮影するだけです。EightはAIを搭載しているので、正確に紙の名刺情報をデジタル化します。

Jet do

Jet doはタスク管理アプリですが、タスクが多い人はタスクを整理するだけでも大変です。しかしJet doを使えば、効率的に整理できるので時短に繋がります。使い方をみます。

まずは画面中央下の「+」ボタンを押しタスクを追加します。作業が完了したら該当のタスクを削除しなければいけませんが、該当のタスク名をタップするだけなので簡単です。リストの追加も、画面中央の「+」ボタンを押すだけです。

非常にシンプルなアプリですが、片手でも操作できるのが特徴です。クラウド型のタスク管理システムが苦手な人は、Jet doを使えば良いと思います。同じような機能でも、大幅に時間の短縮ができると思います。

Google翻訳

Google翻訳はパソコンでも使えますが、スマートフォン版の方が便利です。インターネットの翻訳サービスを利用すれば外国語の翻訳は可能ですが、テキストボックスに文章を貼り付け翻訳ボタンを押すのは少しばかり面倒です。

しかしGoogle翻訳アプリを使えば、撮影するだけで翻訳してくれます。外で翻訳する人は、Google翻訳アプリを使った方が遙かに便利です。

Google翻訳アプリが対応している外国語は非常に多いので、海外旅行が好きな人は助かります。海外では理解できない看板を見ることがありますが、Google翻訳アプリを使えば秒速で翻訳できます。

テレワークの時短に役立つツール

テレワークの時短に役立つツールをみます。

リモート操作ソフト

テレワーカーはパソコンを使い作業をすることが多いですが、パソコンの操作に迷ったときは困ります。ビデオ通話で相談すればある程度は解決しますが、ビデオ通話だけですべてを伝えるのは難しいです。

しかしリモート操作ソフトがあれば会社の詳しい人が操作を代行してくれるので、無駄な労働時間が減ります。リモート操作ソフトの内容をみます。

Windowsリモートデスクトップ

Windows 10 ProとEnterpriseには、リモートデスクトップソフトが最初からインストールされています。

リモートデスクトップの使い方は簡単で、接続先の PCの名前を入力し接続ボタンを押すだけです。アプリをインストールすれば、AndroidとiOSからも接続できます。

chromeリモートデスクトップ

chromeリモートデスクトップは無料で利用できます。利用方法をみます。

  • chromeを開きアドレスバーに、「remotedesktop.google.com/access」と入力する
  • [アクセス] をクリックし、リモートアクセスするパソコンを選択する
  • 必要な PIN を入力する
  • 矢印を選択して接続する

chromeリモートデスクトップの機能はWindowsリモートデスクトップと大差はないですが、ブラウザから起動できるのは便利です。

マクロ

マクロとは特定の作業を記録し、次回からは自動化する機能です。会社ではMicrosoftのExcelを使うことがあると思いますが、Excelにもマクロ機能はあります。会社でExcelを使っている人はわかると思いますが、会社で使うExcelは同じ操作が多いです。

そのような操作内容を記録したら、次回からはボタン一つで自動的に操作してくれるので楽です。マクロを構成しているのはVBAというプログラム言語ですが、マクロを実行するためにVBAを覚える必要はありません。

Excelでマクロを使うときの流れをみます。

  • メニューバーの「ファイル」タブから「オプション」を選択する
  • 「リボンのユーザー設定」を選択する
  • 「メインタブ」内の「開発」にチェックを入れOKボタンを押す

これでExcelのマクロが使えるようになりますが、マクロを記録するときは開発タブを選択し、マクロの記録をクリックします。それからはマクロの名前を入力します。作業が終わったら記録終了ボタンをクリックします。

時短を実現する最新技術と事例

時短を実現する最新技術と事例をみます。

緩衝材製造装置

最近はネット通販の流通量が増えてきましたが、流通量が増えたら梱包作業に費やす時間も増えます。梱包作業は商品と緩衝材を入れるだけですが、適当な緩衝材を探すのは意外に手間取ります。

適量の緩衝材を探す手間が省けたら梱包作業の時短になりますが、箱の隙間を計測し適量の緩衝材を排出する機械が登場しました。この機械は日本最大級のIT総合展示会である、「2018 Japan IT Week春」で紹介されました。

緩衝材製造装置の仕組みをみます。

ベルトコンベアのゲートに、箱の中の隙間を計測するセンサーが搭載されています。センサーは箱の隙間を自動的に計測します。計測後は、適量の緩衝材が自動的に排出されます。

介護ロボット

介護業界の人手不足は深刻で、事業所によっては常に求人募集を出しています。介護業界に人が根付かないのは不規則な勤務体系もありますが、労働時間が長いことも関係していると思います。

介護業界の現状を重く見た政府は、介護ロボットの導入を推奨するようになりました。介護ロボットを導入すれば、職員の時短に役立ちます。

介護ロボットの種類は多いですが、今回は「生活記録システム もりん」の内容をみます。

もりんにはセンサーが搭載されており、利用者や居室の状況を監視します。もりんは利用者のバイタルデータ(心拍数・呼吸数・体動量)などの情報を、パソコンやタブレットに送ります。

通常これらの仕事は介護スタッフの仕事でしたが、もりんを導入すれば頻繁に利用者の居室に行く必要がなくなります。介護職の時短を実現する革命的な介護ロボットですが、ホームページによるとレンタル販売もしています。

時短に役立つ生活家電

時短に役立つ生活家電をみます

ECOVACS(エコバックス)DEEBOT N8+ ロボット掃除機

DEEBOT N8+ ロボット掃除機は、掃除に費やす時間を大幅に減らしてくれます。仕様をみます。

ダストボックス内部のゴミは自動的に排出する仕組みなので、利用者は内部のゴミを捨てる必要がありません。2.5リットルの大容量ダストボックスはゴミと髪の毛を最大30日間まで保管してくれるので、利用者は一ヶ月に一回捨てるだけです。

DEEBOT N8+ ロボット掃除機は、機能も充実しています。

Google HomeかAmazon Echoを使えば、話しかけるだけで開始時間と方法が指定できます。吸引と水拭きを同時にしてくれるので、利用者がする作業は掃除後のチェックぐらいです。

SR-MP300-K 

SR-MP300-Kは料理の時短を実現する電気圧力鍋です。食材さえ入れたら自動的に調理してくれるので、利用者がすることは材料を用意しボタンを押すだけです。SR-MP300-Kは自動料理だけではなく、圧力料理、無水料理、低温料理にも対応しています。

圧力料理コースは豚の角煮などが調理可能、無水料理コースは素材本来の栄養と旨みを残します。そして低温料理コースは、ハムやベーコンを炒めるときに便利です。

SR-MP300-Kは容量的にも十分で、カレーなら4~5人分作れます。4~5人分の料理が自動的にできたら、家事担当者の調理時間は大幅に減るでしょう。

ES-H10D-WL

ドラム式洗濯機も時短に大いに役立ちます。ドラム式洗濯機のメリットは乾燥まで自動的にしてくれることですが、一般の洗濯機は脱水機能までしかありません。しかし乾燥機能があれば乾燥する手間が省けるので、忙しい家庭の主婦は助かります。

ES-H10D-WLはマイクロ高圧洗浄なので、繊維の奥の汚れまで徹底的に落とします。また軽い汚れの場合は時短コースが選べますが、時短コースの所要時間は僅か10分です。

乾燥ダクト自動お掃除機能は便利で、洗濯時の給水を利用して乾燥ダクトと排気口に付着した洗剤成分と糸くずを洗い流します。乾き具合はセンサーが自動的に感知するので、利用者は洗濯機を止め、乾き具合をいちいち確かめる必要はありません。

身の回りの自動化を実現し自由時間を増やそう

身の回りの自動化が実現したら、必然的に自由時間は増えます。自由時間が増えたらプライベートに費やせる時間も増えるので、人生が楽しくなるでしょう。ライフハックは情報処理分野が多いですが、最近は家電メーカーも時短をテーマに商品開発をしています。

家庭内のタスクの時短が実現したら、家族と過ごせる時間が多くなります。家族と過ごせる時間が多くなれば、小さなお子様はきっと喜ぶでしょう。

時短が実現できるツールや家電は年々増えています、仕事や家事に忙しい人は是非利用してください。