スマートホームとは何か?
電気店やインターネットでは、スマートホームという言葉を聞くことが多くなりました。スマートホームを詳しくみていきます。
IoTを活用した住居
IoTとはInternet of Thingsの略ですが、直訳すればモノのインターネットです。インターネットは、パソコンやスマートフォンだけに使われているのではありません。モノとインターネットを繋いでいる有名な電化製品には、ネットワークカメラがあります。
家庭用のネットワークカメラもあるので、ネットワークカメラもスマートホームの中で使われている家電だといえるでしょう。
AIを活用した住居
AIは人工知能のことですが、スマートホームにはなくてはならないものです。単純なシステムであればAIは必要ありませんが、利用者の利便性を追求するのであればAI技術は欠かせません。
昔のAI技術には幼さがありましたが、今のAI技術はかなり人間の知能に近づいてきました。人間の知能に近づいてきたAIは、人間の代わりに単純作業をするようになるでしょう。
スマートホームを支える技術4選
初めてスマートホームを見た人は便利さに感嘆しますが、これからはスマートホームを支えている主な技術をみていきます。
インターネット回線
IoTはモノのインターネットなのでインターネット回線が使われているのは当たり前ですが、具体的にみていきます。
家電ではありませんが大阪のある駐車場では、電気自動車の充電設備があります。充電だけであればインターネット回線は必要ありませんが、その駐車場の充電設備は満充電になれば利用者のスマートフォンに完了の通知をします。
インターネット回線は距離が離れていても通信できるので、IoTの利便性を大きく広げます。
センサー
IoTを賢くしているのはAI技術ですが、AI技術はセンサーを参考に作動します。センサーの情報を受け取ったAIは、次の行動は何が最適なのかを瞬時に判断します。判断後は自動的に家電のマイコンに命令を送るので、利用者は特別な操作をする必要はありません。
センサーには拡張性センサー、独立型センサー、組み込み型センサーがあります。人工ロボットには、組み込み型センサーが使われることが多いです。
クラウドサーバー
利用者が多いサービスの中には、情報を一箇所で管理した方が便利なものがあります。監視カメラの情報などは一箇所で管理しなければ、不審者が侵入したときに素早い行動を取ることができません。
情報を一箇所で管理する場所はクラウドが便利なので、最近はクラウド型のIoTサービスが増えてきました。
クラウドは拡張のしやすさが特徴で、利用者が増えても簡単に対応できます。大手の通信会社も、クラウド型のIoTサービスを提供しています。
Bluetooth
Bluetoothは近距離無線通信の規格の一つで、パソコン、スマーフォフォン、オーディオ機器に搭載されていることが多いです。Bluetoothの電波が届く範囲は10m程度といわれていますが、通信可能距離はリモコンより長いです。
大型電気店にはIoT家電が多く陳列されていますが、Bluetooth仕様の製品が多いです。Bluetoothは独自の電波を利用しているので、場所を選ばず使えます。電車の中で、Bluetooth仕様のイヤホンを使っている人は多いです。
IoT家電10選
これからはIoT家電の種類をみていきます。いずれのIoT家電も日々の生活を便利にしています。
カリカリマシーンSP
ペットの飼い主は留守中のペットの食事が気になるものです。近所であれば急いで帰ることができますが、遠出をしているときは無理です。カリカリマシーンSPはスマートフォンで遠隔操作ができるので、旅行先からでもペットに食事をあげることができます。
見守りカメラ機能があるので、旅行先からでも留守中のペットの健康状態がありありとわかります。給餌口に赤外線センサーを搭載しているので、空給餌を検知したらアプリに通知がいきます。
https://petelect.jp/lp/karikarimachinesp/
Nature Remo 2nd Generation
Nature Remo 2nd Generationは、スマートホームを実現するスマートリモコンです。あらゆる家電がリモコンで操作できたら便利ですが、Nature Remo 2nd Generationはエアコン、テレビ、照明に関しては主要メーカーのリモコンがプリセットされているので、該当の家電はボタン一つで登録できます。
何よりも便利なのがGoogle HomeやAmazon Echoなどのスマートスピーカーと、連携できる機能です。連携させたら音声で家電が操作できるので、ベッドから音声でテレビをつけることも可能です。
Qrio Hub(キュリオ・ハブ)Q-H1
外出先からでもスマートフォンを使い、スマートロックの開錠と施錠ができます。外出先からでも操作ができるのは、WI-FIの電波を利用しているからです。WI-FIの電波がなければ作動しませんが、固定回線でも無線ルータを使えばWI-FIの電波になります。
神経質な人はドアの施錠忘れが気になるものですが、外出先から確認できたら安心ですね。操作履歴がほぼリアルタイムで確認できるので、万が一不審者が侵入したときは即座に行動に移せます。
IoTクロック Glance Clock シルバー GC-US-SLV-01
IoT壁掛け時計ですが、スケジュールや天気などをLEDサインと音で知らせてくれます。朝に弱い会社員は、新聞やインターネットで当日の天気とスケジュールを確認しないことが多いですが、時計だけは必ず見るでしょう。
時計が当日の天気やスケジュールを教えてくれるので、傘を忘れたり約束を忘れる心配はありません。Glance Clockはウーバーの到着情報も表示してくれるので、心の準備ができます。スポーツチームのスコアを表示する機能もあります。
https://www.b-labinc.jp/shopdetail/000000000048/
めざましカーテン mornin’plus[モーニンプラス]
朝が弱い人でも窓から差す太陽光を浴びたら、気持ち良く起床できます。めざましカーテン mornin’plus[モーニンプラス]は、朝に弱い人におすすすします。カーテンの開閉時間は曜日毎に設定できるので、休日にゆっくり寝たい人は助かります。
共有機能を使えば、家族みんなのスマートフォンから操作できます。取り付け工事は不要で、ワンタッチで簡単にカーテンレールに取り付けできます。
TP-Link Tapo L530E/A
TP-Link Tapo L530E/Aはランプですが、マルチカラーで明るさが変更できます。マルチカラーの美しさを楽しむのもいいですが、気分転換にも活用できます。気分が乗らないときでもランプの色を変えるだけで、気持ちが充実することはあります。
WI-FIで作動するので、外からでもアプリを介して操作できます。またスマートスピーカーを活用すれば、音声でも操作できます。趣味色の強いIoT家電ですが、ホームパーティで使えばゲストは喜ぶでしょう。
https://www.tp-link.com/jp/home-networking/smart-bulb/tapo-l530e/
Qrio Lock
スマホが自宅のカギになる画期的な商品です。スマートフォンが近くにあれば、ドアに近づくだけで開錠します。荷物が多いときは鍵を取り出すのが面倒臭いものですが、Qrio Lockを使えばそんな煩わしさから解放されます。
別売りのQrio Hubと連携すると外出先から操作したり、操作の履歴を知ることができます。スマートスピーカーを使えば、音声による操作も可能です。大変便利な商品ですが、工事不要で簡単に取り付けできます。
ルンバ 692
大変有名なロボット掃除機ですが、実はIoT家電です。具体的には通信装置を搭載しているので、遠隔操作ができます。遠隔操作ができたら、会社の休憩時間に部屋の掃除ができるので大変便利です。バッテリー残量がなくなると自動的にホームベースに戻り充電します。
階段からの落下を回避する機能、床材に応じてクリーニングヘッドの高さを自動調整する機能は、センサーを活用していると思われますが、IoT掃除機はセンサーがなければ実現しません。
Panasonic NA-VX9900
Panasonic NA-VX9900はドラム式の洗濯機ですが、WI-FIに対応しています。WI-FIに対応しているので、外出先から専用のアプリで操作できます。忙しい人は洗濯時間を捻出するのも大変ですが、Panasonic NA-VX9900を使えば帰宅途中に操作ができ、帰宅後には洗濯が終わっている状態にすることも可能です。
洗剤の最適な量を自動的に計量する機能は便利で、洗濯に不慣れな人は助かるでしょう。自動お手入れ機能は自動的に手入れをしてくれるので、常に清潔な状態に保てます。
https://panasonic.jp/wash/p-db/NA-VX9900L.html
SensePK120PACMB
SensePK120PACMBは空気清浄機ですが、スマートフォンで遠隔操作ができます。ペットを飼っている家庭は空気の汚れが心配ですが、外出先から空気が洗浄できたら安心です。スマートフォンで操作できるのはオンとオフの操作だけではなく、風量の調節、スケジュールの調節などもできます。
推奨フロア面積は最大11畳あるので、少し広めの部屋でも十分に使えます。こちらの空気清浄機は除去率の強力さだけではなく、デザイン性も高く評価されています。
http://store.blueair.jp/item/SENSEPK120PACMB.html
IoT家電の未来予想図3選
これからはIoT家電の未来予想図を紹介します。理論的に可能な未来予想図なので、将来的には実現する可能性があります。
テレワーク用のIoT家電
今は政府の通達もありテレワーカーが増えていますが、ウイルスが収束した後もテレワーク化の流れは続くと予想されます。テレワーク化の流れが続くのは、テレワークでも一定の成果が上がることが証明されたからです。
しかしテレワークには問題点があります。テレワーク経験者の話では、仕事のオンとオフの切り替えが難しいとの意見がありました。
オンとオフの切り替えが難しい理由の一つには、同僚との挨拶がないことがあります。会社であれば始業前に「おはようございます」、退社時は「お疲れさまでした」という言葉があるので、オンとオフの切り替えがしやすいです。
IoT家電でこの問題を解決できる可能性はあります。具体的にはパソコンにUSB機器を差し込んだら、会社内の会話が映像付きで視聴できるようにしたらいいでしょう。セキュリティの問題さえクリアできたら、十分に実用化できると思います。
一人暮らしの老人の寂しさを癒やすIoT家電
最近はさまざまな理由で一人暮らしをする老人が増えていますが、一人暮らしに寂しさを感じている老人は一定数います。若い人の一人暮らしであれば友達が呼べるので問題はないと思いますが、老人は若い人のように気楽に友達を家に呼ぶことができません。
また年の近い友達が少ないという問題もあります。このような一人暮らしの寂しい老人も、IoT家電があればある程度は寂しさを癒やすことができるかもしれません。
具体的にはボタンを押すだけで子供や孫の声が、リアルタイムで聞けるIoT家電があればよいです。子供や孫の声を聞くだけであればスカイプやLINEでもいいですが、ボタンの方が遙かに簡単です。
機械操作に慣れていない人でもボタンを押すだけであれば、すぐに操作を覚えることはできるでしょう。このシステムは家族の協力と、インターネット回線があれば実現するでしょう。
ネットショッピングをスムーズにするIoT家電
いつ配達員が来るのか、配達時間に購買者がいなかった・・このような声はよく聞きます。これらの問題も、IoT家電があれば解決できるかもしれません。
具体的には専用のIoT家電の追跡ボタンを押せば、配達員の現在地点がわかるようにすればいいでしょう。大手の運送会社はインターネット上に追跡システムを提供していますが、インターネット上の追跡システムは、大まかな足跡しかわかりません。
しかしIoT家電とGPSシステムを活用すれば、配達員の現在地点がかなり正確に確認できます。
配達時間に購買者がいなかった・・の問題に関しても、専用のIoT家電を活用することである程度は解決します。具体的には配達員の車にGPS装置を付け、購買者との距離によって異なるメッセージを専用のIoT家電に流せばいいでしょう。
配達員がすぐ近くにいる場合は、「あと10分程度で到着します」とのメッセージを流します。また希望者には、スマートフォンにも通知がいくようにしたらいいと思います。
スマートフォンに通知されたら、配達指定時間内に買い物がしやすいです。近くのスーパーであれば、急いで帰宅したら配達時間に間に合います。
このシステムは運送会社の協力が必要ですが、実用化できたら引き合いは間違えなく増えると思います。
まとめ:家電とITの最新テクノロジーは未来を便利にする
昔の家電にもマイコンは組み込まれていましたが、マイコンだけでは便利さに限界がありました。IoT家電はマイコンにインターネット回線やBluetooth回線を組み合わせているので、便利さのレベルが違います。
今後ともIoT家電は進化すると思われますが、10年後にはあっと驚くIoT家電が登場しているでしょう。今後ともIoT家電から目が離せません。