エアコンを選ぶ前に知っておくべき知識

新型コロナウイルスの影響で家にいる時間が増えた今、「家での暮らしをより快適にしたい」とエアコンの買い替えを検討される方も多いのではないでしょうか。

特にテレワークをされている方は部屋の温度によって作業効率に支障が出ることもあるため、今の性能に不満があるのであれば買い換えた方がいいかもしれません。しかし、近年のエアコンには様々な機能が搭載されており、価格だけで選んでしまうと失敗してしまうことも考えられます。

この記事では失敗しないエアコンの選び方、各メーカーの代表的なエアコンの特徴について解説していきます。

エアコンを選ぶ前に知っておくべき知識

エアコンを選ぶ前に知っておかなければならない知識が4つあります。

・適用畳数には余裕を持つ

・コンセントには4つの種類がある

・部屋の滞在時間を考える

・室内機と室外機の設置スペースが必要

適用畳数には余裕を持つ

エアコンを選ぶ際には適用畳数に余裕を持たせたものを購入しましょう。

適用畳数とはエアコンの性能的に「何畳分の広さなら十分に機能するよ」という目安になるものです。

性能限界で運転させるよりも余裕を持った運転の方が効率よく部屋を設定温度に調節することができます。

部屋の大きさに対して十分な適用畳数でないエアコンを購入してしまうと、中々設定温度に調節できませんし、電気代も多くかかってしまう可能性があります。

最低でも部屋の大きさと同等の適用畳数があるものを選ぶようにしてください。

ただし、冷房よりも暖房の方が効きにくいとされているので、暖房のために購入されるのであれば十分に余裕を持った適用畳数を誇るエアコンを選ぶことをオススメします。

コンセントには4つの種類がある

エアコンには専用のコンセントが必要です。

基本的にほとんどの住宅に元々設置されているものですが、専用のコンセントがない位置にエアコンを設置する場合や新たにもう一台設置する場合には専門業者に依頼して付けてもらわなければなりません。

またコンセントには4つの種類があり、それぞれ電圧や電流、形が異なります。

自宅のコンセントに対応したエアコンを購入しなければ「購入したのに使えない…」ということになるため、エアコンを購入する際には事前に電圧、電流、形を確認しておくようにしましょう。

電圧100V100V200V200V
電流15A20A15A20A
平行形1L/平行兼用形タンデム形エル・バー形

部屋の滞在時間を考える

どんな部屋でも性能が良いエアコンを置くに越したことはありません。

しかし、予算に限りがある場合には全ての部屋に高性能なエアコンを置くことは難しいです。

その場合には滞在時間が多くなりがちなリビングや仕事部屋に高性能なものを、滞在時間が限られる寝室や子供部屋は必要最低限のものを設置することをオススメします。

部屋の滞在時間に合わせて機能を絞ったエアコンを選ぶことでコスパ、満足度ともに良いものとなるでしょう。

室内機と室外機の設置スペースが必要

エアコンは内部にある室内機と家の外に設置する室外機によって作動しており、それぞれ設置スペースが必要です。

室内機は天井および左右までの距離が5cm以上、また下に10cm程度、室外機は前方に25cm以上、また左右と後方に5cm以上のスペースを空けておかなければなりません。

どれだけ性能が良いエアコンでも設置場所によっては本来の性能を発揮できないことがあるため十分に注意して設置してください。

エアコンの選び方

エアコンを選ぶ前に知って置くべき知識をつけたところで、いよいよ具体的な選び方について解説していきます。エアコンを選ぶ際には以下の3つのことを確認するようにしてください。

・フィルター自動洗浄機能が搭載されているか

・センサーが搭載されているか

・省エネ性能に優れているか

フィルター自動洗浄機能が搭載されているか

エアコンの内部には綺麗な空気を放出するためにフィルターが入っています。

フィルターはエアコンの使用の有無にかかわらず時間が経つにつれて汚れていき、汚れたまま使用すると汚い空気を放出することになるため定期的に交換しなければなりません。

しかし、フィルター自動洗浄機能ならその名の通り自動で洗浄してくれるため自分でフィルターを交換する手間がなくなります。

少しでも手間をかけることなく使いたい方は優先したい機能です。

センサーが搭載されているか

近年のエアコンには人や湿度などを感知するセンサーが搭載されているものが多いです。

これらは室内の温度状況を判断して温度や湿度、また風量や風向きなどを自動的に調整してくれ、効率的な運転が行われるため余計な電気代がかかることもありません。

冷暖房の能力に関して違いはありませんが、より快適な生活を送りたいのであればセンサーが搭載されているに越したことはないでしょう。

省エネ性能に優れているか

より費用を抑えてエアコンを使いたい方は省エネ性能に注目しましょう。

エアコンは家電の中でも電気代がかかりやすいものなので、省エネ性能に優れているものほど長い目で見ればお得に使用できるということになります。

エアコンは本体価格こそ高いものですが一度購入してしまえば長く使用できる家電となっており、少々値段が高くても必要な電気代の差額を考えると結局得をすることが多いです。

本体価格だけでなく、省エネ性能も考えた上で購入するようにしてください。

各主要メーカーの代表的なエアコンの特徴

エアコンは多くのメーカーが販売していることもあり、「どのメーカーを選べばいいのかわからない…」という方も多いです。ここでは各主要メーカーの代表的なエアコンを紹介していきます。

どれも素晴らしい性能を誇ったエアコンとなっているため一つずつ検討してみてください。

うるさらX(ダイキン)

うるさらXは湿度の調整を得意にしているエアコンです。

一般的なエアコンでは加湿する際に給水が必要なのですが、うるさらXなら給水なしで加湿することができます。

また、除湿を行う際も必要な分だけしか除湿しないため、除湿でありがちな「部屋が冷えすぎてしまう」ということがありません。人を避けて風を放出する気流制御にも優れており、直接エアコンの風に当たることを防ぐことができます。エアコンの直風は免疫力低下や疲労感などの健康被害を及ぼすため非常に重宝する機能といえるでしょう。

risora(ダイキン)

「理想の空間の一部になれるエアコン」というコンセプトのもと、デザインを重視して作られたモデルです。

薄くコンパクトな作りとなっており、色も5色用意されているため部屋に溶け込みやすくなっています。もちろん基本性能も優れていますが、コンパクトさを実現するにあたって自動お掃除機能は搭載されていません。

実際にデザイン賞を数々受賞しており、デザインを重視される方にとってはこれ以上ない最適なエアコンです。

白くまくん(日立)

白くまくんは放出する空気の綺麗さという面ではどこにも負けないエアコンです。

一般的なエアコンだとフィルターくらいしか水洗いできないのですが、白くまくんなら熱交換器やファン、室外機も水洗いで綺麗することができます。

また、本体内部にはカビの発生および繁殖がしにくいステンレス素材を使用しており、常に綺麗な空気が放出できるような設計となっています。

最上位となる「Xシリーズ」になると「くらしAI」と呼ばれる機能によって家具の位置や部屋の間取り、人がいるかどうかを判断して最適な自動運転を行ってくれるため常に快適な温度を保ってくれます。

霧ヶ峰(三菱電機)

霧ヶ峰の最大の特徴は「ムーブアイ」と呼ばれる赤外センサーによって自動的に室内環境を読み取り、快適な運転制御を行ってくれることです。特に最新の上位モデルになると「ムーブアイmirA.I」と呼ばれるAIを搭載したムーブアイとなり、より精度が増した運転で快適空間を作り出してくれます。

外気温の変化と室温、また輻射温度から未来の室温変化を予測して温度調節するため「エアコンがついているけど暑い、寒い」ということを防ぐことができます。

常に最適な温度を維持できるエアコンとなっています。

ビーバーエアコン(三菱重工)

少しでも電気代を抑えたいという方にオススメなのがビーバーエアコンです。

ジェットエンジンの先端技術を利用して二間つづきの部屋やワイドリビングにも気流が届くように少量の電力で広範囲に広がっていきます。

また、素早く設定温度に導く「ワープ運転」と呼ばれる機能を使えば、暑い外から帰宅した時でもすぐに涼しい環境に身を置くことができます。このワープ運転は15分で元の運転に戻るため電気代も大きくかかることがなく、部屋が涼しくなりすぎることもありません。

大清快(東芝)

大清快はプラズマ帯電を利用した「プラズマ空清」と呼ばれる機能が特徴的なエアコンです。

空気中に含まれているPM0.1レベルの微粒子まで除去することができ、部屋内を綺麗な空気で満たすことができます。

また、熱交換器内で生じる結露を利用して逆に熱交換器を洗浄する機能も搭載されており、内部の環境も綺麗に保つことができるようになっています。

直接人間にエアコンの風が当たらないようにする「無風感冷房」も魅力的です。エアコンの直風は健康被害を及ぼすことにつながるため注意する必要があります。

Airest(シャープ)

エアコン業界の中で唯一空気清浄機の基準を満たしたエアコンです。

ホコリや菌を除去する集じんフィルターやフィルターでは除去できないような匂いや菌にも効果を発揮するプラズマクラスターNEXTを搭載しており、良い空気環境のもとで使用することができます。

また、独自開発した「ロングパネル気流制御」によって部屋全体に風が行き渡るようになっており、どこに行っても最適な温度で快適な生活を送ることができるようになっています。

ノクリア(富士通ゼネラル)

ノクリアはエアコン内部にある「熱交換器」を除菌する機能を持っています。

熱交換器は効率的に熱を移動させる役割を持っており、温度差が生じやすいために結露しやすくカビが発生しやすいです。本来であれば業者に依頼するものですが、ノクリアなら自動的に除菌してくれるのでカビを防ぐことができます。また最新モデルではAIが搭載されており、高度な運転制御を行うことができるようになっています。

エオリア(パナソニック)

エオリアは室内およびエアコン内部の環境を綺麗に保つ設計となっています。

運転を停止させると熱交換器に独自のイオン「ナノイーX」を発生させてカビが繁殖することを防ぎます。また、室内にもイオンを放出させることができるため空気清浄機のような役割も果たすことが可能です。

ちなみにイオンにはカビやウイルス、匂い菌を消す効果があります。

最新モデルではAIが搭載されており、高度な運転制御を行うことができるようになっています。

airwill(アイリスオーヤマ)

本体価格を抑えて購入したいならairwillがオススメです。

搭載する機能を最低限に抑えることで安くエアコンを提供することを実現しています。スマホやスマートスピーカーと連携させることで音声で操作することもでき、わざわざリモコンを使用する必要がありません。

エアコンを選ぶ際によくある質問

エアコンを選ぶ際によくある質問についてまとめてみました。

実際に購入してから「買うんじゃなかった…」と後悔する前に確認しておくようにしましょう。

・電力容量はどれくらい必要?

・100Vと200Vのどちらが電気代がお得なの?

・本体価格の差は何が違うの? 

100Vと200Vのどちらが電気代がお得なの?

同じ冷暖房能力を持ったエアコンの場合は200Vの方が消費電力は少なくなります。

ただし、100Vと200Vはコンセントの形が異なります。

形を確認してもし異なる場合には業者に依頼して工事してもらわなければなりません。

電力容量はどれくらい必要?

テレビや扇風機など他の家電と合わせてエアコンを使用する場合には30Aは必要です。

特に2台目や大型のエアコンを設置する場合には多くの電力が必要になります。もし電気容量が不足する場合には契約している電気会社に連絡して契約を変更してもらいましょう。

本体価格の差は何が違うの?

本体価格の差は機能面や省エネ性能によって生じます。

本体価格が高いほど機能面や省エネ性能に優れており、機能面に優れていればより快適に生活を送ることができますし、省エネ性能に優れていれば毎月の電気代を抑えることができます。

本体価格が高くても省エネ性能が良ければ、最終的にお得になることも多いです。エアコンを購入する際には本体価格だけでなく省エネ性能にも注目するようにしてください。

まとめ

本体価格から機能まで幅広い家庭用のエアコンですが、価格だけで選んでしまうと必要以上に電気代がかかってしまう可能性があります。エアコンを選ぶ際には本体価格だけでなく省エネ性能にも注目するようにしましょう。

毎月の電気代を抑えることができれば、結果的にお得になることも多いですよ。

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